Qstairs

現役AIベンチャーCTOの知見、画像認識(人工知能、Deep Learning)を中心とした技術ノウハウをアップしていきます

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【AI】Deep Learningの注目度をGoogle Trendで調べてみた

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はじめに

ここ1,2年で急激に注目を浴びている人工知能(AI)。
人工知能を実現するために必須と言っても過言ではない技術「Deep Learning」が
世界でどれだけ注目を浴びているのか調べてみました。

調査方法

今回、注目度を調べるにあたり、Google Trendを使いました。
論文数で図ることもできると思いますが、
より幅広い層も含めて知りたいので検索数が分かるGoogle Trendにしました。

検索動向

下のグラフが「Deep Learning」の検索動向です。
※検索数ではないので注意してください。
 100が最も検索が多かった期間を示し、それに対してほかの期間がどれぐらいかを示しています。

グラフを見ればわかりますが、
見事なまでに右肩上がりになっています。
ただ、ここ4,5か月は横ばいですかね。
一時に比べると少し落ち着きつつあるのかもしれません。



地域動向

下の図は地域別に見た「Deep Learning」の検索動向です。
最も検索が多い地域を100とした時にほかの地域の検索数の指標を示しています。

結果を見ると1位は韓国でした。
正直、1位はアメリカだろうと思っていたのですが、驚きです。
さらに、上位はアジア勢が占めています。
日本はというと7位で値は21。つまり、韓国の約5分の1の検索数になります。
※ただし、「ディープラーニング」と検索する場合を加えるともう少し増えるかもしれません。

この図を見るとアジアは積極的に「Deep Learning」を取り入れたシステムや商品を
開発することを考えているのかもしれません。



まとめ

Deep Learningの注目度は過去5年間で急激に上昇していました。
ただ、ここ4,5か月は横ばいという状況でした。
もしかすると、ここがDeep Learningの頂点で、以降衰退していくということもあり得るかもしれません。
どうなるかはこれから人工知能を搭載した商品が出てきて
どれだけ注目を浴びるかにかかっている気がします。
人工知能はこんなものか」と消費者が感じた途端、
またしても人工知能に冬が到来し、Deep Learningもお払い箱になりかねません。

これからのAIを搭載し商品に注目です。

また、今のところアメリカが人工知能関連の技術において一歩リードしている感がありますが、
あと数年すればアジア勢が巻き返しているなんてこともあるかもしれませんね。
そのとき、日本はどのような立場で 世界に影響を与えるのでしょうか。

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