【画像認識・AI】ロボットは新たな基盤となるのか?
クラウドロボティクスの事業化を推進するRapyuta Roboticsが10億円の資金を調達した。
Rapyuta Roboticsは2015年にも約3.5億円の資金も調達しており、
総額約13億円を集めたことになる。
「屋内警備に使えるドローン」
SFな感じがしてワクワクします。
ただし、実現するためには課題があり、
それは、夜間、画像認識が難しくなるということ。
対策としては赤外線カメラを使うなどありますが、
Rapyuta Roboticsは、
屋内の要所に電波の発信機を設置し、距離を測定するとのこと。
私も経験済みですが、
画像認識の精度は撮影条件によって大きく変化するので、
場所、場面、時間帯を運用でカバーしなければならないことが多々あります。
そういうこともあって、ハードウェアで対処するのは私は賛成です。
#画像認識を仕事にしている私が言うのはアレですが...
実は、「屋内警備に使えるドローン」はRapyuta Roboticsの直近の方針で、
Rapyuta Roboticsが本当に目指していることは、
「Robot-as-a-Service」
いわば、ロボット業界のAmazon Web Servicesを狙っているとのこと。
これが実現できれば、
ユーザはロボットにどんな機能を搭載するかだけを考えれば良いことになります。
現状は、Gajan Mohanarajah氏が言っているように、
「ロボットで難しいのは、いろいろな種類の専門家が必要になること。例えば顔認識が得意な人はロボットに貢献できるのに、現状ではそのためにロボットのハードウェアまで自分でやらないといけない」(Gajan Mohanarajah氏)
このように、ハードとソフトを分担することで、
ロボット業界がより発展していくのではないかと考えているようです。
ロボットが新たな基盤になる日が
そう遠くない未来に到来しそうな香りがします。