Qstairs

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『7つの習慣』のまとめ①

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 スティーブン・R・コヴィー(著)

かなり前に話題になっていましたが、去年の10月ごろにこの7つの習慣を読みました。

一言で、とても良い本でした。
良い点としては、これまで私が読んだ自己啓発本をまとめたような内容であり、
また、どう考え、どう行動すべきかを事例を通して理解できるという点です。

本書はちょっと文量は多いですが、それ以上に価値があり、誰にでもおすすめできる本です。
特に、
・対人関係に悩んでいる(あの人とはいつも意見がぶつかる、周りの自分に対する評価が気になる)
・目先のことばかりに時間を取られてしまう

といった方には是非読んで貰いたいです。


本書の内容を以下に簡単にまとめます。
7つの習慣というタイトルなので、
身に着けるべき習慣が7つあるということはわかりますが、
この7つの習慣は大きく3つに分かれます。
まず、第1,2,3の習慣は私的成功(個人としてどう考え、行動すべきか)、
続いて、第4,5,6の習慣は公的成功(周囲に対してどう接し、働きかけるべきか)、
最後の第7の習慣は最新再生(第1~6の習慣までをどうやって習慣化していくか)
という構成になっています。



【私的成功】
 自分ではどうしようもできないことに振り回されずに、
 原則を中心にして望んでいる結果を想像し、実現に向け能動的に行動できる状態。
 私的成功は公的成功の土台となる。

 第1の習慣 主体的である
 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
 第3の習慣 最優先事項を優先する

【公的成功】
 周りとのWin-Winを考え、周りが何を考えているのかを理解することに徹し、
 そしてこちらを理解してもらいシナジーを作り出せる状態。
 
 第4の習慣 Win-Winを考える
 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
 第6の習慣 シナジーを創り出す

【最新再生】
 私的成功と公的成功を実現するために、何を考え、行動していくべきか。

 第7の習慣 刃を研く
 


今回は、【私的成功】の「第1の習慣 主体的である」に関してまとめます。
まず、主体的とは以下である。
・自発的に率先して行動する
・自分の人生の責任を引き受ける
 →感情を抑えて自らの価値観を優先させる

ここで大切なのは、人は出来事に対してどう反応するか選択する能力があるということである。
つまり、私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではなく、その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである。

主体的な人とそうでない人にどのような違いがあるかというと、
例えば、主体的な人は、天気がよかろうが悪かろうが、自分の価値観に基づいて行動ができる。
一方、主体的でない人は、天気が良ければ気分もよくなり、天気が悪ければ気分が悪くなる。

また、主体的でない人は周りの環境に振り回されるため、
自分では直接的、間接的にコントロールできない問題に対して時間を費やしてしまう。
一方、主体的な人は自分自身に何ができるか働きかける。

では主体的であるためにはどうすればよいか、
それは、問題が起こった時に、
まずは、自分でコントロールできることは何か、
コントロールできないことは何かを考える必要がある。



この習慣では気づかされることが多くありました。
中でも、「私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではなく、その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである。」という言葉は心に残っています。
これから、主体的な人になるべく、自分でコントロールできることに集中したいと思います。


次は第2,3の習慣についてアップできればと考えています。

以上です。



続きはこちら→『7つの習慣』のまとめ② - Qstairs’s diary



完訳 7つの習慣 人格主義の回復

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