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現役AIベンチャーCTOの知見、画像認識(人工知能、Deep Learning)を中心とした技術ノウハウをアップしていきます

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『7つの習慣』のまとめ②

前回に引き続き、
今日は7つの習慣の第2の習慣をアップします。

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 スティーブン・R・コヴィー(著)

7つの習慣全体像
【私的成功】
 第1の習慣 主体的である
 ★第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
 第3の習慣 最優先事項を優先する
【公的成功】
 第4の習慣 Win-Winを考える
 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
 第6の習慣 シナジーを創り出す
【最新再生】
 第7の習慣 刃を研く
 

今回は、【私的成功】の「第2の習慣 終わりを思い描くことから始める」に関してまとめます。

○第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
この章では自分がどうしたいか?、どういう人生を送りたいか?
をどのように考えていくべきかが書かれています。

どう考えればよいか、それは、
自分が死んだときに周りの人(家族、親戚、友人、仕事関係の人等)からどういう人物だったと覚えてほしいか?
という質問を自分自身に問いかけることである。
要は、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭に置いて今日という一日を始めることである。

しかし、頭の中でぼんやり考えているだけでは薄れてしまう。
そこで、個人のミッションステートメントが重要となる(つまり、目に見える形でアウトプットすることが重要)。
ミッションステートメントとは、信条、信念を表明したもので、
どのような人間になりたいのか(人格)、何をしたいのか(貢献、功績)を書き記す。
ミッションステートメントはその人の憲法となり、何に従い生きていくのかという軸を作ることに相当する。
その軸があれば、今の自分はぶれているのかどうか、効果的に行動できているのか確認できる。

周りにいる軸がぶれない人は、自分の中でミッションステートメントのようなものを持っているのだと思います。

では、ミッションステートメントをどう作ればよいのか。
まずは、ミッションステートメントを作る前に考えるべきことがある。
それは、今のあなたの中心(=眼鏡)は何か?である。
中心となるもの:お金、仕事、所有物、娯楽、友人、敵、教会、自己、配偶者、家族

例として、
今夜家族とディナーの約束をしているとしよう。
お店の予約はしているし、家族はとても楽しみにしている。
ところが突然、上司から明日朝に大切な会議があるから今日は残業して準備を手伝ってほしいと言われた。

では、お金中心の人の場合どうなるか、
残業代がもらえるかもしれないし、昇給にもつながるかもと考え、家族に残業になったことを伝える。
家族中心であればどうなるか、
残業を断ってディナーに行くかもしれない。または、しぶしぶ残業するが、帰って家族に何と弁解しようかと気が気ではない。

このように、自分の行動、考え方は、自分の中心にあるもの(かけている眼鏡)で決まるため、
まずは今の自分が何を中心としているか知る必要がある。

では、原則中心の場合はどうなるか、(原則:誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、勤勉、節約)
いくつかの選択肢を客観的に検討する。
仕事上のニーズや家族のニーズ、その状況に関わっている他のニーズ、さまざまな代替案の可能性、
すべてを考え合わせ、全体をバランスよく眺めて最善の解決策を見出す努力をする。
例えば、ディナーには行き、明日早くに出社して準備しようと考えるかもしれない。


ここまで、個人のミッションステートメントについて書いたが、
このミッションステートメントは個人だけでなく、組織や家族でも作ると良い。
それは、組織や家族の一員として、どのように行動することが組織や家族のためになるのかが明確になるからである。

組織のミッションステートメントの例として、大塚商会のミッションステートメントを紹介します。
http://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/message/mission/

そして、ミッションステートメントは定期的に見直すことが重要で、
見直すことで現状に合うように改善でき、また、信条、信念を再認識できる。


以上まとめました。
普段自分が死ぬ時のことを考えないので、
「自分が死んだときに周りの人(家族、親戚、友人、仕事関係の人等)からどういう人物だったと覚えてほしいか?」
という質問には圧倒されました。
しかし、質問の答えを考えるにつれ、自分がどうなりたいのかが素直に出てました。
これからも定期的にこの質問を思い出し、考えや行動を見直していこうと思います。

以上です。

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