Qstairs

現役AIベンチャーCTOの知見、画像認識(人工知能、Deep Learning)を中心とした技術ノウハウをアップしていきます

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【AI】「芸術」は人工知能の得意分野になる!?

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人工知能に関する興味深い記事を見つけました。

blogos.com

この記事はタイトルの通りに
「芸術」は人工知能の得意分野になるのか
という内容です。

記事の中で以下の文章が気になりました。

『「創造」とはいうものの、無から生み出しているわけではなく、既存の作品に含まれるパターンを作家がそれぞれに抽出して、新しい組み合わせを試しているだけなのだ。その組み合わせは、わずかな違いを含めればほぼ無限通りが存在しえるので、「創造」しているかのように「錯覚」する。』

『芸術は計算可能である。』


ここからは私の考えです。

よく人工知能には芸術のような創造性、独創性が必要な分野は無理だ
という言葉を聞きますが、
それは人間が芸術を定義できていないために、
創造性や独創性といった言葉ではぐらかしているだけであって、
人工知能は芸術を現在芸術といわれているものからパターン化(数値化)できる
#既にできている(できつつある)
と私は思っています。

要は、人間には定義できない抽象的なことでも
人工知能には定義できるということです。

ただ、私は芸術には人工知能は踏み入れないほうが良いのではと考えています。
それは、芸術はある種の信仰心で成り立っていて、
そこに人工知能(機械)が入ってくるのを人間は酷く拒み、
これまでのように芸術を楽しめなくなるのではないかと懸念しているからです。


私としては、人工知能の利用はビジネスに限定することが、
人間的には安心でき、人工知能とうまく共存できると考えています。

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