【画像認識】Visual Studio CommunityでOpenCVを使おう⑥
前回に引き続き、Visual Studio CommunityでOpenCVを使う方法を解説します。
全体の流れは大きく4つに分かれています。
1.Visual Studio Communityをインストール
2.OpenCVをインストール
3.Visual Studio CommunityにOpenCVを設定
4.OpenCVを使った簡単な画像認識のプログラムの実装
今回は、OpenCVを使った簡単な画像認識のプログラムの実装を解説します。
まずは、手始めに画像を読み込んで画面に表示するプログラムを紹介します。
プログラムは以下になります。
※「OpenCVのフォルダを指定する」にはあなたの環境のOpenCVのフォルダパスを入力してください。
// OpenCVTest.cpp : コンソール アプリケーションのエントリ ポイントを定義します。 // #include "stdafx.h" #include "stdafx.h" // opencvの処理を使いますと宣言 #include "opencv2\opencv.hpp" // cvという苗字を省略しますと宣言 using namespace cv; // プログラムの処理はmainから始まる int main() { // 画像を読み込む Mat testImage = imread("「OpenCVのフォルダを指定する」\\sources\\samples\\data\\lena.jpg"); // 画像を表示する場所の準備 namedWindow("testImage", cv::WINDOW_AUTOSIZE); // 準備した場所に画像を表示 imshow("testImage", testImage); // キーボードで何か入力するまで処理を止める waitKey(0); // 準備した場所を解放する destroyAllWindows(); return 0; }
注意
画像パスの「\」は「\\」とする必要があります。
「\」は特殊文字を宣言するときに利用されるので。
参考:特殊文字(エスケープシーケンス) - 文字と数値 - C言語 入門
プログラムを実装したらビルドして実行しましょう。
実行は、画面上の「デバッグ」→「デバッグなしで開始」でできます。
成功すると以下のようにLenaさんが表示されます。
そして、キーボードで何かを入力すると閉じます。
今回は以上です。
※うまくできない時はコメントください。