【画像認識】Googleの機械学習技術の公開
近頃、機械学習に関するニュースが多く発信されている中、
Googleは他の企業に比べて抜きんでている気がする。
2015年の11月に「TensorFlow」をオープンソース化し、
なんと今回は、下記の記事にあるように、
GooglePhotosの画像認識技術や、Androidフォンの音声認識支援技術などを支えている機械学習技術を公開するというのだ。
一見、こういった技術を公開すると他社に模倣されるのではと考えられるが、
そもそも機械学習、とりわけDeep Learningといったアルゴリズムでの識別精度の差異はつけにくい。
(学習にかかる速度や学習効率といった点では異なるかもしれないが)
では、識別精度を向上させるために最も重要なことは何か。
それは、大量のデータを学習させることである。
私も仕事で機械学習を使うが、
なんといっても見つけたいもののデータを大量に学習することが識別精度を向上させる手っ取り早い手段である。
ただ、この見つけたいもののデータを大量に入手することが難しい...
数百枚程度では全く足りない。何千、何万枚というデータが必要である。
つまりこういった点で、GoogleやFacebook,Microsoftといった企業の機械学習が進んでいるのであろう。
日本企業にも頑張ってもらいたいものです。